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保育園選びのポイント

今年も残すところあとわずか。12月になりましたね。そろそろ新年度4月からの保育園入園に向け、入園申込書を役所に提出する時期ですね。わが家も共働きで、役所に申込書を提出し保育園に入園することができました。私が保活中に使っていたノートを見返すと、保育園を見学する際に確認するポイントや保育園選びの視点などが書いてありました。それをまとめてみましたので、ご関心のある方は見てみてください。

保育園の種類

保育園には2種類あります。

認可保育園:国の児童福祉法の基準(設備、職員配置等)をクリアし、自治体 (都道府県や区市町村)に認められている保育園のこと。基本料金は、自治体が保護者の収入に応じた料金設定を行っている。

認可外(無認可)保育園:上記の認可保育園以外の保育園のことで、事業者の方針にそって自由に運営されている保育園。保育園独自の特色がある設備やカリキュラムなどがあることが多い。例えば、英語に特化していたり、体操に特化している保育園などがある。料金も園が自由に決めているが、認可保育園より利用料が高めなことが多い。

私の子どもは認可保育園に通園しています(した)。

保活を始めるのにおすすめの時期

それは🔥です。

私が保活を始めたのは、子どもが生後1か月を過ぎた頃でした。ちょうど夏休みに入った時期で、園児も少なかったからか、説明をしてくださった先生もゆったりと色々と教えてくださいました。

保活は、早ければよいというわけではないですが、時間等が許す限り、複数の保育園の見学に行くことがおすすめです。春は、入園・進級の時期で、子どもも先生も落ち着いていません。また、新年度に新設される保育園の情報などもまだ詳細がわからない時期です。秋は保育園のイベントが多く、保育園が忙しい雰囲気です。冬は申請直前で、親の方が切羽詰まってしまいます。見学は、保育園の状況や情報が落ち着く夏くらいから準備するのが一番かなと思います。

保育園見学の際に確認すべきポイント

私が最も重視した点は、自宅からの通いやすさと園・先生の雰囲気です。私たち夫婦も、子どもの頃、保育園に通園していました。その時の楽しかったイメージ、もっとこうあったらよかったのになという思い出から、子どもには伸び伸びと楽しく保育園に通ってほしいという気持ちがありました。

以下に確認した方がよいポイントなどをまとめました。

1 保育園の設備(ハード面・ソフト面)

まずは、ハード面(施設面)についてです。

私は保育園までの道のりをチェックしました。距離だけでなく道の太さや車・自転車等が行き来する数、など、通いやすさや安全性を確認することは、最長6年間通園するために最も大切だと思います。また、線路の近くでは騒音が問題になります。送迎手段によっては、駐車場・駐輪場・ベビーカー置き場の有無も確認した方がよいです。

ほかにも、私は衛生面と園庭の有無を重視しました。古いけど、掃除は行き届いているか、床暖房や空調はあるかなどを確認しました。園庭があるに越したことはありませんが、駅近くの保育園は園庭がないことが多いです。その場合は保育園から公園に行くルートは安全か、どこの公園に行くのか確認を行いました。その他、欲を言うと、園にプールはあるのか…。

保育園のセキュリティ面を確認することも大切です。防犯カメラの設置や常時オートロックになっている、不審者侵入訓練をしているなどです。

耐震工事予定の有無や時期の確認もできればよいと思います。うちの子どもが通っていた保育園では、卒園の年に耐震工事があり、年長時の園庭の写真は工事中のため残念な感じになってしまっています(そもそもコロナ渦で卒園アルバムさえ作成できなかったのですが…😢)。

ソフト面では、手拭きやお昼寝用布団、おむつへの対応についてです。手拭きは園によって紙タオルのところか園児がタオルを用意するところがあります。布団も、園児がすべて用意するところ、園からレンタルしてシーツだけ用意するところ、布団ではなくコットというメッシュのマットであれば、園児はタオルケットだけ用意すればよいことろと異なります。また、おむつについては、園で処分してくれるかどうか確認した方がよいです。うちの子の保育園では、自宅で処分するルールになっていたため、いつも強烈な悪臭のする汚物を持って帰るのが苦痛でした。保育園によっては紙おむつが禁止で、園で布おむつをレンタルするという所もありました。

ソフト面に含まれるかは微妙ですが、延長保育の時間についても要チェックです。保育園によっては、0歳児では延長保育を受けていない保育園もあるので要注意です。

2 雰囲気・保育士の子どもや親への対応

これは見学に行かないとわからない点なので、ぜひ見学時に味わってください。私が見学に行って驚いた保育園では、先生が子ども・保護者をお客様と呼んでいたり、園児が園庭で遊んでいる横で、先生同士が集まって恋バナをしていた保育園がありました。ほかにも、見学の際に、すれ違った先生が挨拶をしてくれなかったり、ピリピリ・せかせかした雰囲気が張り詰めている保育園、若い先生しかいない=続けにくい保育園なのかな?など見学に行って初めてわかることがたくさんありました。さらに、見学者の前で先生同士が、園児の保護者の愚痴を話していたり・・・たくさんの驚きがありました。

電話で見学の予約をする際の園側の対応もチェックポイントになりました。見学に行きたい旨を話すと、今は忙しいから無理ですと一方的に話されて電話を切られたこともあります。

また、近所の評判も結構参考になります。友人宅の近くの保育園では、運動会の練習で、毎日スパルタ保育士の怒鳴り声が聞こえていたとの話もありました。

3 日中の過ごし方や行事

見学時に子どもたちの普段の様子が見られると、園の雰囲気もわかりとてもよいです。説明を受ける際には、併せて行事の数や種類、親が参加する行事についても確認するとよいです。楽しみな気持ちもありますが、忙しい中、用意するものが多いと負担になってしまいますよね。事前に、だいたいの情報を得ておくと安心です。

また、保育園のおもちゃなどを見ると、お手製のものが多いところ、市販のプラレールやキャラクターのぬいぐるみがあるところ、モンテッソーリ教育に力を入れているところなど、特徴が分かって面白いです。

4 定数・配置

認可保育園であれば基本的には子ども 対 保育士は同じ比率になっていますが、入園希望年度の定員数(入園年度の増減の有無)や3月末での退園予測なども確認した方がよいと思います。

また、クラス編成を聞くのも、保育園生活のイメージがついてよいと思います。保育園によっては、年齢を分けない合同保育で子ども同士の関係や年齢による役割を重視した保育を行っている保育園もあります。

5 給食や食物アレルギー、服薬・塗薬への対応 

給食は園の手作りか、土曜保育時の給食提供はあるか、アレルギー対応はどこまでしてくれるのか、保護者が用意するものはあるか(お箸や水筒を毎日持っていくなどは地味にめんどくさいです)、怪我や風邪などの場合の服薬・塗薬支援についてもチェックした方がよいです。0歳児で入園する場合は、ミルクについての確認もお忘れなく。

6 料金

認可保育園では、基本保育料は、世帯年収によって自治体が決めるので、保育園ごとの差はありません。しかし、例えば、延長保育料や土曜保育料が別途かかるところや、制服・体操服代、保育時のプログラムでの資材購入費、遠足等の費用、おむつ処理代や布おむつレンタル代などがかかる場合があります。

認可外保育園では、運営者が料金決めているので、園毎に違っています。年齢・自治体によっては補助がある可能性もあるので、見学の際には、併せて確認されるとよいと思います。

7 災害時の対応

うちの子が入園したタイミングは、東日本大震災が起こってからそれほどたっていない時期だったため、保育園側から、災害時の対応について説明がありました。

ほとんどの場合には、可能な範囲で災害時にお迎えできる人を教えてくださいとのことでしたが、保育園によっては、災害時にも必ず迎えに来れる人(近所の人などでもよいので、必ず)を教えておいてもらいます、という所もありハードルが高い…と感じました。

8 父母会や行事当番など

これは入ってから驚いたことで、事前にもっと確認する必要があったなと後悔した点です。

わが子の保育園では、父母会活動が盛んでした(逆に保育園主催のイベントが少なかったです)。例えば、園ではクリスマス会がなかったため、父母会有志が音楽会を主催したり、貸出用の本を管理・補修したり、年数回クラス交流会を企画したりする仕事などがありました。ポイント制になっていて、在園中に一定のポイントを取得していないと、強制的に会長等にさせられ、土曜日に定期的に話し合いに参加しなければいけなくなる・・・という恐怖の父母会で、みんな忙しい中、必死にポイント集めをしていました。

見学会の際に、父母会の有無については確認していましたが、園が把握している情報は多くありません。見学時には、掲示板などに「父母会からのお知らせ」などの掲示がされていることもあるため、掲示板のチェックもおすすめです。わが子のためとは言え、父母会活動はきつかったです。

結論

いかがでしたでしょうか。色々挙げましたが、結局は見学に行った際のインスピレーションで選びました😅

入園した今、確認した方がよいポイントを3つあげるとすると、①自宅からの通いやすさ、②園の雰囲気(園庭が大きめなこと)、③父母会活動があまりないことかなと思います。園庭があることで、子どもも保育士の先生も、リフレッシュできているのか雰囲気がよい園が多かった感じがします。

せっかく見学に行ったら、それを表にまとめると、後日比較する際にわかりやすくて役立ちますよ。〇、△、×などの記号を使ったり、点数にすると、パッと見てわかりやすい表になります。

見学後にまとめた表

私の体験が、お子さん・ご家族の皆さまにご縁のある保育園を見つける参考になるとうれしいです。皆さま保活が成就することを祈っています☆

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